こんにちは。小田原 鴨宮の整体サロン トリコリのさとう(れ)です。
このブログで出産関係終わらせたい…と思いながら、またお店と関係のない話を書こうと思います。
臨月、ホームランバーの当たり棒もだいぶ集まったその頃…お腹は大きくなり、横になる時間と楽天からのお届けものが格段と増えた月でした。そして結構ガチの夫婦喧嘩もして、「離婚の理由は価値観の相違です」なんてテロップが出たり出なかったり…。
出産前は少しだけ羊水過多の期間があったので、赤ちゃんに会えるの楽しみ!というより不安の方が大きく、Googleでダウン症と帝王切開を検索しまくっていました。
さて入院ですが、今回はコロナの影響でナースステーションまで佐藤くんに送ってもらい、そこでさようなら。その日は日曜日だったので、病院も静かでした。私はその日の夕飯を最後にインシュリンともお別れかぁ、1日1本マウントレーニア飲んじゃうぞ、という浮かれた気持ちと前述の不安とでグルグルしていました。
手術は朝9時から。シャワー後は、点滴用の針を差し込む儀式がありました。アレすごい痛いですよね。普通の注射より格段に。前回手術した時は1回失敗したのもあり、あまりの痛さに条件反射で危うくお医者さんをビンタしそうなくらいでした。
それから9時前に佐藤くんと一瞬話をして手術室へ。そして各ブログにて予習していた通り、台の上に乗り麻酔の針を背中にブスっ。ブログでは「押される感じ」と書いてある事が多かったけど、普通にモーレツに痛かったです。しかもちょっと嫌な感じなのが、歯の神経が痛い時みたいにしみるような、ツーンとした痛みが何故か左腰にきました。
この感じはヤバイのでは?と思って痛みを訴えましたが麻酔科医は「んー?腰が?なぜ?」みたいな感じでスルー。…ん?
それからじんわりと下半身が温まる感じで麻酔が効いてきます。これは予習通り。お腹を切って赤ちゃんを出すまではそんなに時間はかからなかったのですが、その間「羊水多いね、出生前検査受けたんだっけ?(ダウン症疑惑?)」など先生同士で話しているのも聞こえたり、お腹の上に何かをボンボン置かれる重みや切った所をグイグイ押される感触がとにかく不快でした。というよりビビリました。
さらに麻酔が効き過ぎたのか呼吸が荒く、過呼吸のように自分でコントロールできなくなり、おもしろおかしなことに。「酸素足りてますからねー!大丈夫ですよー。深呼吸して〜」と力強く声かけしてくれましたが、いやいやマジでなんかコントロールできないんですってばさ状態。ここからドンドン私と手術室の雰囲気が噛み合わなくなります。ここはパラレルワールドかと思うくらい噛み合いません。
呼吸は相当おかしな事になってるのに、「赤ちゃん出ましたよ!おめでとうございます!」「ほらかわいい赤ちゃんですよ〜」更に妊娠までお世話になった先生もわざわざ来てくれたけど、その都度(え?これ普通に答えるべきなの?呼吸おかしいのに?呼吸の合間をぬって?めでたい事だから笑顔の方がいいの?でも先生忙しいのにわざわざありがとうございます?みたいな?)とテンパる私と普通の私、苦しさとおかしさが同居中でなんなのコレ?でした。
更には感覚がないはずの足にも不快到来。「苦しい…足が…苦しい…」という私の訴えも「足?足は動きませんよー」と言われ(知ってるー!)と心の中でつっこみながら、なんとかお腹を閉じました。そのまま呼吸が荒れた状態でエレベーターホールで佐藤くんに会い「頑張ったね、おつかれさま!」みたいな事を言われ、(え、また普通の呼吸のフリして返事した方がいいの?笑顔で?何コレw)と思いながら、私も何か返事をしたかと思います。これが空気を読むということですね?(帝王切開は赤ちゃんがでた後は寝させてもらうのがいいです、それがいいです。)
そんな感じで苦しい自分とちょっとおかしな状況に「www」となっていたのと、帝王切開で出産の実感がほぼないので、こいとを見た時もあまり感情が湧き出ず、泣き声を聞いてやっと少しホロっときた気がします。こいと、出てからすぐに泣かなくてドキドキしました。
部屋に帰ってからもしばらく呼吸が荒れていて苦しかったのですが、いつの間にか眠った後、自分のブタっぱなで目が覚める、というのを繰り返していました。ブヒッとなってハッと目を覚ます、を数回繰り返して恥ずかしいのに止められない、そんなおもしろい状況を部屋でも繰り広げていました。お隣りのベッドの方は大迷惑だったと思います。
そんなこんなでとても気持ちが揺さぶられた手術とこいとの誕生でした。
こいとがお部屋に来た時、変な帽子被ってました↓ 我が家、誰も帽子被らないのにこいとだけ被ってるのウケるな、と冷静に受け止めました。
長くなりましたが、ここまでが妊娠、出産の記録です。お付き合いありがとうございました。
追記 こいとはお尻からでてきましたよ。